実はすごいよプロジェクトセカイ
「実はってなんやねん」とリンクを踏む方が出てしまいそうなタイトルつけちゃいましたね いま思った
その点に関しては本当に面目ない
ご容赦ください
しかし(前回の記事でも話した通り)筆者が言いたいのは「思ったより掘り下げられてないプロセカの奥深さ」ですので、一先ず記事を読んでから批評していただきたい限りです
さて、とつぜんですが読者の皆様は「VOCALOIDってなんですか」に対する解をお持ちでしょうか
この問に対して少なくない数の人々が「音楽のジャンルのひとつ」と説明するか、それに同調することかと思います
しかし筆者としては「その捉え方/言い方は正確でない」と考えています
私の中ではVOCALOIDとは「様々なジャンルで活動/歌唱するバーチャルシンガー」を指す言葉です
様々な活動というと、最近でいえば初音ミクがコロナ対策サポーターに就任したのもそうですが、
以下動画↓
もっと具体的に「音楽」に絞ってもVOCALOIDが歌う曲は様々です
Gimme×Gimmeや劣等上等のようなEDMもあれば、ウミユリ海底譚のようなROCKもあり、ドクターファンクビートのようなファンクまでこなすのがVOCALOIDであるというのが筆者の持論です
今年の頭にはサブカルチャーの記事に精通しているKAI-YOU.net様が初音ミクによる本格派HIPHOPを紹介する記事もありました
Maltine Recordsから「ボカロトラップ」EPリリース ... - Kai-You
そして、プロジェクトセカイの運営も筆者と恐らく同じような考えを持っています
プロセカには多くのユニットが存在します
アイドルグループ MORE MORE JUMP!
HIPHOPグループ Vivid BAD SQUAD
ミュージカル集団 ワンダーランズ×ショウタイム
ロックバンド Leo/need
正体不明のプロジェクト集団 25時、ナイトコードで。
それぞれの活動内容や曲の方向性までバラバラです
ではなぜプロジェクトセカイはひとつのコンテンツとしてこれらのユニットを纏めきれているのか?
それはあらゆる音楽を区別なく聴かせることができる唯一無二のアーティスト→VOCALOIDに物語の鍵を握らせているからです
VOCALOIDが登場しないプロジェクトセカイを想像してみましょう
「他のリズムゲームで手一杯だからスルーかな」「触ってみたけどどのユニットもよく分からない専門用語が出てくるな」「こんなにバラバラのユニットひとつのソシャゲに纏める意味あるのかな」
そういう意見が増えるのではないでしょうか
VOCALOIDを花びら1枚1枚を繋ぎ合わせる“がく”として中心に据えているからこそプロジェクトセカイは異例の速さで浸透したわけです
そしてプロジェクトセカイを語る上で忘れてはならないのがバーチャルライブです
「VRは専用機器がないとマトモに体験できない」「ライブは交通費とチケット代その他もろもろを抑えないと参加出来ない」という常識を覆し、「電波が繋がれば(ライブ期間中は)いつどこでも好きなキャラクターを目の前に感じられる」ということを提示したのも大きな功績です
筆者は田舎に住んでますのでリアルタイムに世界中のひとと同じライブを共有できる感動は凄いものでした
さらに言えばバーチャルライブがリアルライブの魅力を潰さず、「新しいライブのあり方」として提示されたのも好印象でした
これまでのリアルライブの体験価値を損なうこともなく、尚且つ今後予定されていると思われるリアルライブに期待を持たせる
そういう粋な計らいができるのもプロセカ運営の愛すべきポイントだと思います
…と、本当はもっと他にも語りたいことはあるのですが、いきあたりばったりで記事を書き始めたことと、書きすぎると脱線することを踏まえるとこのあたりで止めた方が良さそうですね
またいつか書きたいことがまとまったら「ここがすごいよシリーズ」として更新するかも知れません
とりあえず直近では各ユニットの携わる文化を掘り下げたり、そこからプロセカ世界のリアリティを高めるような記事を書く予定です
また次の更新も楽しみにしていただけると嬉しいです
それでは