プロセカで考える解像度の上げ方

 

さいきん気づきましたが、プロセカ二次創作は男性作家の作品が数も密度(内容)も少なく思います

 

これは男性であれば作家に“まだなっていない”年齢層がプロセカのメインターゲットであることが原因ではないかと考えました

 

もう少し詳しく説明すると、一般的に男性は学生の時分、教育の現場において活発なノリを求められる風潮にあるため、必要最低限の読解力と意思疎通で過ごします

 

例えるなら女性がインドアな趣味(おままごと等)で比較的高度な意思疎通を学ぶあいだも男性は外でサッカーするのが健全とされるわけです

 

「へい、パス!」ぐらいの自己主張はここで身につきますが、語彙は当然増えません(スポーツやカードゲームの専門用語ぐらいは覚える)

 

中学高校に上がっても大抵の男子は運動部に入ります

スポーツで遊んでいた少年らにとって部活は遊びの延長で苦にならないからです

 

そういうわけで、男性に読解力や関係性を楽しむ素養は社会人になったあと伸びる傾向にあります

 

プロセカは現役でリズムゲームをやっている層→若年層がメインターゲットなので、男性のプロセカオタクは公式に明確に示唆された情報(たとえばキャラクターのアイコンになるようなデザイン、外見)には「かわいい!」と思えても絵名と瑞希の関係性に萌えてそれを言語化するのは少し難しいわけです

 

プロセカの外には男性がメインターゲットに据えられながらカップリングや字書き文化が盛んなコンテンツ(具体的にはシャニマス)もありますが、あれはアイマスという老舗ブランドを追い続けてきた成人済みのユーザーが多いからでプロセカとは少し事情が違います(そもそもリズム要素皆無でノベルゲームに近いし)

 

そして女性ファンであっても全てが上手にできるわけではなく、「各ユニットの携わるコンテンツへの理解を深める→それを妄想(二次創作)に繋げる」という流れは薄い気がします

 

たとえば筆者は「WEEKEND GARAGEで流れてる曲」「レオニの各メンバーが好きそうなバンド」で議論しようとしてスルーされた経験が無限にあります 悲しいね

 

まあ携わるコンテンツと言っても範囲は膨大で、

 

・ビビバスがやってるHIPHOPってなんなのか

・彰人はヒューマンビートボックスやってるらしいけどボイスパーカッションとどう違うのか

・何(環境や周囲のどういうところ)が今の朝比奈まふゆを築き上げたのか?

・ニーゴはメンバーが分業してるけど具体的にはどう振り分けてるのか

・作詞, 作曲, 編曲, MIX,その他もろもろの意味と作業内容はなんなのか

・暁山瑞希は性別不詳でややこしいけど最近話題のLGBTQと関係があるのか、そもそもLGBTQとはなんなのか

 

みたいなところにまで及ぶわけです

 

だからこそプロセカは奥深くて面白いわけで、そこを掘り下げてなんぼのコンテンツに筆者は思います

 

二次創作は勝負ではありませんが、解像度を上げる/妄想のボキャブラリーを増やすことは作品へのモチベーションに繋がるし、ユーザーが活発的なコンテンツは新規ファンとしても馴染みやすいですよね

 

二次創作は作れずともTwitterで解釈を垂れ流す、公式シナリオに言及して界隈を盛り上げるエネルギーは特に応援大使に応募された方々に満ち溢れてると思います

 

応援大使に応募しそびれた筆者が言うのもなんですが、プロセカをより完全燃焼に近づけるためには、ファンがキャラクターを取り巻く環境にも注目する必要があるのではないでしょうか

 

結論:

本や音楽、教養に触れよう

 

 

 

 

←なんかのセミナーですか?

 

おわり

実はすごいよプロジェクトセカイ

 

「実はってなんやねん」とリンクを踏む方が出てしまいそうなタイトルつけちゃいましたね いま思った

 

その点に関しては本当に面目ない

ご容赦ください

 

しかし(前回の記事でも話した通り)筆者が言いたいのは「思ったより掘り下げられてないプロセカの奥深さ」ですので、一先ず記事を読んでから批評していただきたい限りです

 

 

さて、とつぜんですが読者の皆様はVOCALOIDってなんですか」に対する解をお持ちでしょうか

 

この問に対して少なくない数の人々が「音楽のジャンルのひとつ」と説明するか、それに同調することかと思います

 

しかし筆者としては「その捉え方/言い方は正確でない」と考えています

私の中ではVOCALOIDとは「様々なジャンルで活動/歌唱するバーチャルシンガー」を指す言葉です

 

様々な活動というと、最近でいえば初音ミクがコロナ対策サポーターに就任したのもそうですが、

 

以下動画↓

https://youtu.be/t2NEtKdMzBk

 

もっと具体的に「音楽」に絞ってもVOCALOIDが歌う曲は様々です

 

Gimme×Gimmeや劣等上等のようなEDMもあれば、ウミユリ海底譚のようなROCKもあり、ドクターファンクビートのようなファンクまでこなすのがVOCALOIDであるというのが筆者の持論です

 

今年の頭にはサブカルチャーの記事に精通しているKAI-YOU.net様が初音ミクによる本格派HIPHOPを紹介する記事もありました

 

Maltine Recordsから「ボカロトラップ」EPリリース ... - Kai-You

https://www.google.com/amp/s/kai-you.net/amp/article/71498

 

そして、プロジェクトセカイの運営も筆者と恐らく同じような考えを持っています

 

プロセカには多くのユニットが存在します

 

アイドルグループ MORE MORE JUMP!

HIPHOPグループ Vivid BAD SQUAD

ミュージカル集団 ワンダーランズ×ショウタイム

ロックバンド Leo/need

正体不明のプロジェクト集団 25時、ナイトコードで。

 

それぞれの活動内容や曲の方向性までバラバラです

 

ではなぜプロジェクトセカイはひとつのコンテンツとしてこれらのユニットを纏めきれているのか?

 

それはあらゆる音楽を区別なく聴かせることができる唯一無二のアーティスト→VOCALOIDに物語の鍵を握らせているからです

 

VOCALOIDが登場しないプロジェクトセカイを想像してみましょう

 

「他のリズムゲームで手一杯だからスルーかな」「触ってみたけどどのユニットもよく分からない専門用語が出てくるな」「こんなにバラバラのユニットひとつのソシャゲに纏める意味あるのかな」

 

そういう意見が増えるのではないでしょうか

 

VOCALOIDを花びら1枚1枚を繋ぎ合わせる“がく”として中心に据えているからこそプロジェクトセカイは異例の速さで浸透したわけです

 

 

そしてプロジェクトセカイを語る上で忘れてはならないのがバーチャルライブです

 

VRは専用機器がないとマトモに体験できない」「ライブは交通費とチケット代その他もろもろを抑えないと参加出来ない」という常識を覆し、「電波が繋がれば(ライブ期間中は)いつどこでも好きなキャラクターを目の前に感じられる」ということを提示したのも大きな功績です

 

筆者は田舎に住んでますのでリアルタイムに世界中のひとと同じライブを共有できる感動は凄いものでした

 

さらに言えばバーチャルライブがリアルライブの魅力を潰さず、「新しいライブのあり方」として提示されたのも好印象でした

 

これまでのリアルライブの体験価値を損なうこともなく、尚且つ今後予定されていると思われるリアルライブに期待を持たせる

 

そういう粋な計らいができるのもプロセカ運営の愛すべきポイントだと思います

 

 

…と、本当はもっと他にも語りたいことはあるのですが、いきあたりばったりで記事を書き始めたことと、書きすぎると脱線することを踏まえるとこのあたりで止めた方が良さそうですね

 

またいつか書きたいことがまとまったら「ここがすごいよシリーズ」として更新するかも知れません

 

とりあえず直近では各ユニットの携わる文化を掘り下げたり、そこからプロセカ世界のリアリティを高めるような記事を書く予定です

 

また次の更新も楽しみにしていただけると嬉しいです

 

それでは

【プロセカ】応援大使の応募忘れてたけどブログ書きます(挨拶)

 

 

プロジェクトセカイもう200万DL行きましたね

 

古のボカロオタクと腐女子を中心にPixivも徐々に勢いが増してきた印象です

 

一オタクとして嬉しい限りですが意外と起きてないアプローチもまだ多く、例えば各ユニットの携わるジャンルを掘り下げるオタクは見かけません

 

個人的に色々手を打ったものの暖簾に腕押し、オタクの楽しみ方は今のところ“キャラ萌え”と“リズム要素のガチ攻略”に絞られてる気がします

 

で、そういう現状がちょっと歯痒かったのでブログによるアプローチでも攻めてみようかなと思った次第です

 

筆者はひと付き合いも苦手でココ数年はTwitter以外で文字を読むことも少なかったため文章も拙いですが、そこはまあここから鍛えればいいし先ずは行動が大事

 

そういうわけで、当ブログはプロジェクトセカイの中でも掘り下げが物足りない要素を漁って見えてきたものを紹介するのが主目的となります

 

今回は挨拶というか今後の活動方針だけ軽く触れましたが、近いうちに掘り下げ記事も投稿する予定ですので楽しみにしていただけると嬉しいです

 

みんなで盛り上げるプロジェクトセカイをつくっていきましょう